40代の女同志が共通の話題として分かり合えるのは更年期の事だけ
はぴねす老人めざす石清水鳩子です。
最近40代の女が集まれば、盛り上がる話題は更年期かあのレイプ事件の被害者が49歳だったことくらいよねー。
40代の女って言っても、結婚して子供もいればいない人もいるし、婚活中の人もいればあきらめた人もいるし、キャリアがあって仕事バリバリしてる人もいれば、鳩子みたいに大したスキルもなく事務員さんと呼ばれて仕事してる人もいる。
いろーんな女が様々な生き方をしてるわけよ。
子供がいる人はアイデンティティが母であることになりやすいし、子供がいない人は女であることに帰結しやすいし、婚活中の人はそれすらもわからず疲れてさ迷ってるご様子。
先日、鳩子はとある雑誌の「読者のご意見聞くお茶会」みたいなのに参加したのよ。その雑誌はターゲットを40代後半の女性とゆるめに設定し、あえて明確なターゲットを設定しない方針のようで、様々な立場にある女性を応援するみたいなスタンスなの。
おしゃれがメインなので、「そこで取り扱われるようなお洋服が好きな女性」てのが共通項で、そうなるとやはり洋服の趣味が似ていると雰囲気も似てるのでその場に集まった人の中であからさまに浮いてる人って皆無なわけよ。うまいことできてるわー。
けど、けどもよー。話し合いが始まると、子育てしてる人は子育ての事しか話さない…婚活中の人は婚活の苦しさしか話さない…鳩子みたいな独身40女は、老後の不安しか話さない…
お互いさまなんだけど、自分の立場の話は熱弁振るえたり共感できるけど、興味のない話はつまんない。なのでいまいち話し合いも盛り上がらないのよね。
ここで更年期の話が出ると、みんなグッと身を乗り出してくるのよ。
この話題だけはどんな立場であってもいずれは通る道だからね。そして個人差があって症状に一貫性がないため、どの人の話も自分の未来の可能性として興味を引く話になるわけよ。
はっきり言って、立場の違う女同士が分かり合えることなんてない。
少しでも周りを気遣って思いやることでしか溝を埋める手立てなんかない。
それさえも余裕がないとできない。
余裕ってなに?
色々考えると眠くなってくる鳩子なのでした…