もっと気軽にお抹茶を!コーヒーもいいけどお抹茶もね。
はぴねす老人めざす石清水鳩子です。
鳩子は月に3回表千家の先生にお茶を習っています。
普段みなさんがよく見かける泡立ったお抹茶は薄茶と言われるもの。「お薄」って呼びます。
お茶事の際の正式なお抹茶は「お濃茶」って言って、大量のお抹茶をお湯で練ったどろどろの濃い緑色の液体なの。それをひとつのお茶碗でみんなで回し飲みするのよ。
お茶のエスプレッソって感じのこゆーいお抹茶で、回し飲みするのがめんどくさいけど高級な茶葉を使うので香り高く、甘みがありくせになるほどおいしい。
自分の飲んだ飲み口を懐紙を小さくたたんで拭って次の人にまわすのだけど、神経質な人はいやだろうねーーー。潔癖症の人はムリかもね。
月に1度のお濃茶点前の稽古の日は、このどろどろのお濃茶を3服くらい飲むのでカフェインに弱い人はクラクラするって言うくらい濃い。けどこの濃さがたまらなくおいしいのよ~。
鳩子の家にはお茶室も炉もないんだけど、母も嫁入り前はお茶のお稽古してたし気軽にお抹茶点てて飲んでるのよ。
今日はお家に帰ったらば頂き物の舟和のいもようかんとあん玉があったので母とプチお茶会したわよー。
プチお茶会鳩子流
気軽に薄茶です。
ティーポットとティーウォーマーを風炉に見立てて。
お茶碗もお茶用ではなく、京都で開催される百万遍の手作り市で見つけたご飯ちゃわん。
袱紗(ふくさ)もリバティプリントで作ったなんちゃってよ。鳩子は手芸も趣味だから、ミシンでダダダと縫って作ったのよ。
ウッドトレイにのっけて飲みやすく食べやすく。
先生や社中の姉弟子たちは着物縫ってたり袋物こしらえたり、茶花用にお庭で和花を育てたり、割れたお茶碗を金継ぎしたりと何かと手業をお持ちで丁寧な暮らしってやつを実践されてるのよ。尊敬できる古びた女たちよ。鳩子いつもビックリよ。
実は鳩子は家で飲むとき温めたミルクとお砂糖を入れてこっくりした抹茶オレにしたり、夏は氷浮かべて冷え冷えのグリーンティにしたりと先生が見たらお小言言いそうなイマドキスタイルで楽しんだりもしてます。
お抹茶って、粉末をお湯で溶くので時間をおくと沈殿するからコーヒーみたいにダラダラと飲めないが欠点で気軽に飲むってならないのよね。女のくっちゃべりには向かないのが残念。
いつか茶室のある平屋に住んで茶事を開催するのが夢よ。
あんまりかしこまったものにはしないし、できないけど。楽しむのがイチバンね!
11月から畳を切った炉のお点前稽古に。毎月毎月お道具やしつらえが変わるのでいつまでたっても覚えられないけど楽しいわよ。