チャイコフスキー6番「悲愴」をわかりやすく聞くにはゲルギエフ指揮で。
はぴねす老人めざす石清水鳩子です。
鳩子はライトなクラシックファンです。今日は会社帰りにシンフォニーホールで大阪交響楽団の定期演奏会を聞いてきたのよ。
ベートーベン: ピアノ協奏曲第4番(ピアノ 横山幸雄)
鳩子は大のチャイコフスキー好きだから、6番目当てに聞きに行ったんだけど、なんだかシンフォニーホールがいつもより人が多くてほぼ満席状態。どうやらピアノ協奏曲でピアノ弾く横山幸雄さん狙いが多いみたいだな。隣の席のおばさまもそうだと言ってたし。あの辻井伸行さんの師匠らしいから、そら人気者なんだよね。きっと。よく知らないのよねw
鳩子はベートーベンとかモーツアルトって苦手で…眠くなるのよねー。今回もチャイコのバーターだからしょうがねーなーって感じなの。しかたないなー、チャイコの前座よ。ベートーベンなんて。でもなかなかよかったです。
さて、チャイコフスキーの何がいいかって、とにかくおセンチで大げさなのがいいよねー。そしてたとえようもなく美しいメロディー。特に6番は怒涛の第1楽章から悲しみに浸る第四楽章まであっと言う間でドキドキハラハラ、息もつかせず走り抜けるのよ。山あり谷あり音のうねりと洪水に、聞いた後はどっと疲れるくらいよ。
さて、やっぱホールで生を聞くのがイチバンだけど、世界一流の楽団の演奏がネットで聴けて見れるいい時代。チャイコの名演奏数あれど、これほど曲をわかりやすく表現している指揮者っていないんじゃないの??と思うワレリー・ゲルギエフ!!
ちょっともう、この指揮の様子を見てほしい!!なんなの、このいやらしい手つき!!
**♪Tchaikovsky : Symphony No. 6 "Pathetique" / Valery Gergiev & Mariinsky 1995JapanLive
てか、ゲルギエフの指揮って独特だなー。わらかすなーって思ってたら、典型的なロシア・ソビエトの指揮者のやり方なんだってー。ソビエト時代のソビエトの交響楽団って、どうも反応が薄く音が出ず、指揮者が大げさな手振り身振りで分かりやすく指揮するって形で独自に進化していったらしいのよ。
にしても、芸人の域よね。悶絶したり、白目剥いたり、あの手をひらひらさせるのはどうなのかな???楽団の人よく笑わずに演奏するよねー。
ゲルギエフのオンステージの様相。楽団はいいからずっとゲルギエフ抜いてほしいくらい。最後はゲルギエフもお花をもらってニッコリ。笑い顔が結構かわいいねw
ゲルギエフもノリノリだから髪振り乱して、 最後はぐったり疲れてるw
映像は1995年だから今からもう22年も前で、現在は指揮棒持って大人しく指揮してるようだからここまでの面白さはないかもだけど。
今日の大阪交響楽団の演奏もとてもよかったよー。ちょっとテンポがゆっくりだったかなー。