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ジョアン・ジルベルトが死んだ

ボサノバの巨匠ジョアン・ジルベルトが亡くなったことをニュースで知りました。

鳩子はジョアン・ジルベルトのファンです。

ジョアン・ジルベルトが好きって言って

「えー、いいよね。私も(僕も)好き」

なんていう友達に巡り会えなかったので孤独に愛好していました。

また、ジョアン・ジルベルトは孤独な愛好に向くのです。

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言わずと知れた名盤「三月の水」

レコードなら本当に擦り切れるだろうほど聞き込みました。

このアルバムには鳩子が一番好きな「Eu Vim da Bahia(バイーア生まれ)」が収録されています。

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2004年のツアーで来日したジョアンのコンサートに行くことができました。
本人は開始時間になっても現れず、1時間ほど待った覚えがあります。

会場は満員でしたが、演奏が始まるとまるで人がいないかのような静けさになりました。息をするのにも気を使うような緊張感でした。

始まってからも途中で演奏をやめ、1時間ほど舞台でうずくまっています。会場は再開を待つ割れんばかりの拍手が止みません。鳩子も掌がかゆくなるほど拍手し続けました。

ジョアンは1時間の沈黙の間、観客の一人一人に「ありがとう」って言っていたそうです笑

この時に買ったポスターを、離婚のゴタゴタ時に紛失してしまったのが今でも心残りです。

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当時のユリイカでボサノバ特集をしていて、ジョアンの記事があったので今でも捨てられません。その変人ぶりや天才性が余すことなく書かれていました。

まぎれもなく巨匠で、ボサノバの父と呼ばれた人です。

なんてったっておじいちゃんだから半年に一度くらい、生きてるか検索してました。ついにこの日が…

なんだか、アーティストが亡くなってこんな気持ちになるのは初めてなのですがとても寂しいのです。鳩子にとっては鳩子のジョアンなのです。

これからもずっと聞き続けます。

 

僕はバイーアからやってきた

でもいつかは帰っていくよ

僕はバイーアからやってきた

でもきっといつかは帰っていくんだ

 

バイーア生まれは素朴な郷土愛を歌った歌です。


João Gilberto - Eu vim da Bahia